ワールドカップも残すところあと2日。ドイツに来たばかりのときは
「1ヶ月って長いなぁ。」と思っていたのですが今振り返ってみると、毎日毎日があっという間に過ぎていってしまった気がします。あと2試合しかないなんて、なんだか不思議な感じです。
ニュースではイタリア対フランスの決勝について報道されていて、ドイツも3位決定戦が残っているということで、多くのチャンネルで選手や監督の記者会見が放送されていました。
「ワールドカップはこれからフィナーレを迎え、一番盛り上がるときだ!」と思っていたのですが、街に出てみると実はそうでもなかったりするんです。
サポーターの集まる場所であった中央駅前の歩行者天国も寂しげな感じ
ワールドカップも終盤ということもあって、デパートではワールドカップ関連グッズが次々と値下げされていたり、街のあちこちで見かけたユニフォームを着た各国のサポーター達の姿もめっきり少なくなってしまっています。
なんだかちょっとさびしいですね。ドイツの「日常」に戻りつつあるのでしょうか。今思うと、たくさんの人が世界中から集まって繰り広げていたお祭り騒ぎは、予選リーグのときが一番のピークであったように感じます。
フランクフルトで開かれていたマーケットに行ってみました。ワールドカップの決勝に残ったからでしょうか。
「フランス特集」のようにフランスからやってきたワインや食べ物を売っている一角があったのでのぞいてみることに。フランスの国旗を掲げて、おいしそうなクッキーを売っている陽気なおばさんの屋台でおやつを買いました。
「これ、全部フランスのもの?」と聞いてみるものの、英語が通じない様子。クッキーを指差しながら「フランス??」と聞くと笑顔で「私もクッキーもフランスから来たのよ!」というような感じのジェスチャーとフランス語で答えてくれました。その後も「どこから来たの?」とか「ドイツで何をしてるの?」とか聞かれたものの、もちろん全部
フランス語。そして私はフランス語が分かりません。でも、全く分からなくても意外と話って通じるもんなんです。
「サッカーを見に来たの。ジダンはいい選手だね!」と言うと「ジダン」という言葉に反応しておばさんがフランス語でばーっと何か言って(たぶんジョークかなんかだったと思います)「あっはっはー」と笑っていたり。もちろん私は全く意味がわからなかったのですがつられて笑ったり…。会話というレベルのコミュニケーションではなかったけれど、
単語だけでも交流できるということが、とても楽しかったです。
最後にもちろん「Pivi」の交換をしました。「Pivi」から写真が出てくるのを見て、おばさんもびっくり!「ジャポン、スーパー、スーパー!」(たぶん「日本は凄い!」という意味だと思う。)と言っていました。私が「ステキな笑顔とお菓子をありがとう!」とメッセージを写真に書いたらすごーく喜んでくれて、「これを持っていきなさい!」とばかりにクッキー2袋もくれました!
メルシー、ベアトリス!!
フランスのベアトリス。
日本と私は一緒!
(ベアトリスおばさんのジェスチャーとフランス語から推測した意味です 笑)
各国サポーターとの撮影写真はこちら⇒
さて、あと2日で世界のサポーターに出会う旅も終わろうとしています。そろそろ日本が恋しい気もしますが、今まで過ごしてきたドイツでの楽しい日々を振り返るともっとドイツにいたいなぁとも思ってしまいます。複雑な思いを持ちつつも、最後の最後までワールドカップの様子をこのブログでお伝えしていこうと思います。